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Posted by ミリタリーブログ at

2011年03月21日

オークションの真相

今回の大地震で被害に逢われた皆さんには心よりお見舞い申し上げます。 

 最近はカスタムガンの製作をする時間も気力も無く、なんとか細々とグリップを作っていますが、オークションサイトを見ていると面白い物が目に入ります。

 〇パックマイヤーグリップをコクサイ製だとうたって出品し続けるショップ


  写真で見てもどう考えてもパックマイヤー純正Nフレームラバーグリップなのだが、説明にはコクサイ製とある。 出品価格も非常に安くお買い得だ。 ワシ好みのメダリオン無し旧タイプである。 パックマイヤー純正だと説明した方が販売価値もありそうだがここまで長く出品していると本当に気付いていないのか、もう面倒くさいのかは謎である^^  とても安いのでワシはここから4個購入しているがバリバリパックマイヤーである^^ 一体何個在庫を抱えているのかと思うほど出品し続けている事、なぜにコクサイ製と間違えるのかを検証してみた。


 多分、パックマイヤーのメダリオン無しグリップはKフレーム用とかパイソン用とかに比べNフレーム用は遥かに多く流通してるはずだ(憶測^^) その理由はコクサイのあるモデルガンのせいだろう。そのモデルの名は「44マグナム カスタム デビル&サタン」だ!! (あくまで憶測)

 このモデルガンはド派手なヘビーバレルにこれまたド派手なリブサイトが載った実用強度を完全に度外視したコクサイのモデルガンである。 このモデルが発売された当時、初期ロット何百丁かに実物パックマイヤーグリップが装備されていたのである。 (何丁かは忘れた!) これだけでもNフレのパックマイヤーが他機種よりも多く出回っているのは間違いない。(こんな言い回しの芸人いたよね)

 おまけにその後暫くしてモデルガンブームも下火になった頃、この「デビル&サタン」がキットとして発売になりパックマイヤーグリップも標準装備されていた。 Nフレの在庫一斉セールだ。 このキットは8500円(くらいだったかな)だったが、当時Nフレパックマイヤーが7000円だったので一体どうなってるのだ!?と不思議だった。 これだけでも相当数出回っているだろう。 だからコクサイでも作っていたラバーグリップと間違えるのだろう・・という訳ではない。

 コクサイ純正のラバーグリップには現在ではとても作れない秘密があったからだ。


 ワシは中学の頃 貯金をはたいてコクサイの「サタン」を買った。 そこに装着されたグリップを見て「おお~これがパックマイヤーという奴か」と感動したのだ。 しかし、GUN誌をジックリ眺めているうちにそれは「コクサイのラバーグリップ」であると判明してしまった。 一番の相違点はスクリュー部である。 実物のパックマイヤーはナットが露出してないタイプだがコクサイのはナットが思い切り露出している。 それでも暫く、自分のグリップはパックマイヤーだと信じてしまったのはグリップ底面にPachmayrというマーキングがあったからだ。おまけに MADE IN USA という文字までご丁寧に入っていたのだ。 大体、パックマイヤーのグリップなんて見た事が無いガキにはその事実に気が付くのに暫くかかったのだ。

 んで間違えたのはワシだけかというと、そうでも無くコクサイの通販でパックマイヤーのグリップを注文した所、送られて来たのは「コクサイのラバグリ」だったのだ。 コクサイの人すら間違うのだ^^


 それほどまでにコクサイのラバグリの出来が良かったと言うわけでは無いが紛らわしい事には間違いない。 それは30年経過した今でも続いている。 コクサイ純正とうたって出品しているショップ?はパックマイヤーレプリカと言っている。 でもいいじゃないか。安く買えるんだから。 とは言ってもパックマイヤーと表記しても値段はさして変わらんだろう。 
  

Posted by ガンスミス at 22:03Comments(0)