2015年01月28日

グランドマスターグリップその1

さて新たな刺客はこれだ。

 

 

 パッと見ただけでも気が遠くなりそうなほど手間の掛かるグリップだと判る。 何より後方から見たグリップの膨らみ! こりゃまさしくコークボトルという感じだ。 おまけにフィンガーチャンネル、ダイヤチェッカーとくれば面倒くささの3重苦だ。 

 グリップ下方がかなりの出っ張りなのでいつもより厚めの木材を切る。 

 

 25mmのローズウッドだ。 5mm厚くなるだけでかなり印象が違う。 分厚い木材を見るだけでちょいと心がくじけそうになるが気を取り直し頑張る。 


 

 

 フィッティングさせた所。 嫌になるくらい分厚い。 これがステーキだったら最高だ。

 

 流石に余分な所はフライス盤で削る。 しかし、この後は手作業で地道に削るのだ・・・

 

 削っても削っても我が暮らし良くならず・・・
  


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2015年01月25日

パイソンスムースグリップwith CZ75グリップ

今回の依頼はパイソンのスムースグリップに一風変わったメダリオンを入れてくれとの事だ。 

 

 このメダリオンがどんな物か判らないけどとにかく入れるのだ。 タナカパイソンのメダリオンは13mm、これは15mmだ。 

 


 

 チェッカーを削り落としWAXで磨き仕上げ。 塗装では無いので木本来の手触りがいい感じだ。

 

 

 

 
 
 
 一方、CZ75の方は実銃用のグリップを買ったはいいがトイガンに合わないという事ナノだ。 グリップスクリュー穴がずれている

 

 

 内面のでっぱりを削りスクリュー穴を前方にずらす方法にした。

 

 

 なぜか左側グリップだけスクリューを一杯に締めてもグリップがカタカタとガタついていたのでスクリュー穴を上げ底して固定した。

 簡単に装着出来るかと思ったが結構な加工が必要だった。 でも昔のモデルガンに実物グリップを付けるのは要加工は当たり前だった事を考えると贅沢は言えない。
  


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2015年01月19日

パイソン&スマイソングリップ

Jumoさんに依頼されていたスマイソングリップの続き~。

 

 孤独で辛いチェッカー彫りだ。 ついでにTちゃんに頼まれたおパイソングリップのチェッカーも同時に彫るのだ。  昔はチェッカーなんて自分で出来る筈無いと諦めていたが札幌の銃砲店でチェッカリングツールを注文して以来、ちょこちょこグリップに溝を刻んできた。 GUN誌読者コーナーに角ヤスリを2本ろう着してチェッカリングを彫るという投稿があって「チェッカーを彫る前にヤスリをろう着するのが無理」と思って諦めて来た。 だいたい中学当時「ろう着」とはロウソクのロウで着けるんだべか?とアホな事を想像していた。 

 そんな事を走馬灯の様に・・ あれ走馬灯が何なのか?まだ解決してなかったぞ・・・・

 

などと考えている内にスマイソングリップは完成していた・・・ 白日夢でも見ていたのか・・・・  それとも藍染恭子の白日夢だったのか? 

 

 

 

  
 スマイソングリップはとても握りやすく昔のGUN誌のリポート風に言うならば「コンバット用としては最適な物だ!」などと言いたくなるが実際そうなのかは知らん!  後方から見るとまるで松ボックリだ。

 

 松ボックリグリップの完成だ! これもリンク先「ゆも庵」にて綺麗な写真付きで紹介される事でしょう。 

 それとTちゃんのパイソングリップ。 グリップが届いたと写真が届いた。 

 

 2丁ともTちゃんのコレクションだ。 サービスタイプはかなり以前にTちゃんにプレゼント(ここ大事、プレゼントすなわち無料、タダね!!)した物だ。 パイソンの親子グリップだ。 

 

 

 ふう、 仕事が空けたので一杯やりに行くか・・・ (ちなみに下戸)
  


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2015年01月14日

札幌 模型店の殿堂 中川ライター店

札幌 狸小路にある「中川ライター店」が先日、112年と言う歴史に幕を引いた。 「中川ライター店」と言えば北海道の子供なら知らぬ人は居ない程の有名店だった。 なにも店舗が大きい訳では無い。 むしろ狭っくるしい。 どう見ても蝶番(ちょうつがい)が壊れている入口もまた味わいがあった。 物心付いた時にはそんな状態の店だった。 ライター店というからには当然、ライターやパイプが売っているのだが、モデルガン、プラモデル、ラジコン、Uコン、ヌンチャク、化け物マスク・・・ 子供にとっちゃあ、それはそれは楽しい、夢の空間なのだ。 

 中学の時、1万円を握りしめ友人と札幌に出掛け最初に入った中川ライター店で新発売になったコクサイM629 83/8インチのモデルガンを買い、残金僅かで飲み食いも出来ず友人にくっついて歩きまわるだけだったが」とてもワクワクして帰宅した思い出が今も胸に残る。 また当時はプロレスブームだったので3000円の安っぽいタイガーマスクを買ったのも懐かしい。 


子供の頃の狸小路は「札幌に行くよ」という親の言葉がまるで海外旅行に行けるかの様なトキメキがあった。 当時、狸小路には「茶谷碁盤店」というこれまた模型、ゲーム、ミニカーなどを扱う老舗店があり中川ライター店と2大巨塔だった。 親がパチンコをしている間、ワシはこの2つのお店を見て歩いた。 パチンコ屋のチンドン屋も実に懐かしい。 

 思えば札幌にもモデルガンを扱う店舗は沢山あった。 パルコ内の「ポストホビー」、そごうデパートにも店舗があり、一時期は地下街の壁にでっかいショーケースにどど~んとモデルガンが沢山展示されていた事もあった。 狸小路2丁目から少し歩くと「人形のおがわ」があった。 ひな人形を扱うお店だがモデルガンもあった。 小さいながら変にマニアックで他店ではあまり扱わないWA商品やなぜか「コレナガアームズ」のパーツなども置いていた。 ヘレッツを模したブラックホーク用のオーバーサイズ木グリが何個か置いてあった。 スズキのブラックホークもあった。

 4丁目には「セントラルホビー」。 これはその後モデルガン専門の「セントラルホビー2」として2条市場横に移転した。 そういや狸小路並びの「コスモビル」の3か4階に一時期モデルガンが置いてあったがこれは「中川ライター店」の支店だったろうか? 知っている方が居ればぜひお知らせ願いたい。 そんなガンショップも今では一つも無い。 札幌の中心部以外にもガンショップはあったが全滅した。 


 時の流れとはいえ悲しいものだ。 このままモデルガンもいつしか消えてしまうのだろうか? しかし、そんな時代にもネットを覗けば超マニアックなガンマニアはまだ生きている。 それがせめてもの救いだ。
 
  


Posted by ガンスミス  at 17:56Comments(6)

2015年01月14日

スマイソングリップ withクレイトン

スマイソンは2度目の製作・・と言うか加工だ。 90年代にどこかのショップ?で実物Kフレから加工したスマイソングリップを販売している広告を見たが36000円程だった記憶が・・・ 

 今回は依頼者のコクサイスマイソンにクレインファクトリーのグリップが付いてきた。 

 

 

 

 実際のスマイソングリップとは形状、チェッカーの範囲等違いが見られるが手作り? の作業で1万程だと安いだろう。 チェッカーも山が立ってないけど苦労したんだろうなあという仕上がりだ。 いや、ほんと同情する。 スマイソンのチェッカーは大変なのだ。


 実物Kフレの角を丸めグリップ中央から下半分を薄くし、サムレストをスピードローダーが入りやすい形状にする。 これでおおまかな形は出来上がる。 この加工だけで格段に握りやすくなる。 

 

 ところでコクサイのフレーム、実物グリップと結構ズレがあった。 コクサイって実物グリップが無加工で着けられるというイメージだったが・・

 ニューコンセプトになって形状も変わったか? 仕方ないのでグリップ側のピン穴を埋め位置をずらして開け直した。

 

 少しは良くなっただろう。 

 

 しかし、いつも悩むのがチェッカーの枠だ。 左側はなんとか写真で特定できるが右側が不鮮明だ。 右側のトリガーガード付近の形状が見たいのだ。 誰か知っている方いませんか? 

 なのでそこの形状はあくまで想像になってしまうのがちょっと申し訳ないのだ・・・
 
  


Posted by ガンスミス  at 09:52Comments(2)

2015年01月10日

コルト25オート パールグリップ完成

今回は流石に自分でも早い完成だと思った。 前回はグリップ裏に真鍮板を貼った所で終わりだった。

 今回は形を整えスクリュー穴を入れた。 流石にGM用そのままの厚さじゃ馬鹿厚だ。 でも純正グリップまで薄くしても発色に変化が出ても嫌だしほどほどにする。

 

 削りっぱなしなので艶も消えパールとは思えない状態に。 お屋敷のお嬢様も惨めなシンデレラになってしまった。 


 

 はい!完成!と言ったら依頼者がブログを炎上させると思うので(失敬)がんばって研磨する。 パールよ蘇れ!

 
 

 バフを掛けて見事艶復活!!  思わず「金・銀・パ~ル、プレゼント♪」と口ずさみたくなるのだ。 そしておもむろにパールライスを炊いて祝杯を挙げるのだった。 

 

 

 無事シンデレラがガラスのグリップを手にしたのだった・・・ 
  


Posted by ガンスミス  at 15:29Comments(10)

2015年01月09日

コルト25  パールグリップ




今回は面白い依頼だ。 コルト25だ。 中学の時に買った事があるのだ。 サイレンサーも合せて。 25用グリップだが今回は木製ではない。 なんと「パールグリップ」だ! とは言っても当然、パール樹脂を注入してなんて出来ない。 んじゃどうやって作るかと言うと・・

 

 キャロムのGM用パールグリップが送られて来た。 これを削って25オートに合せて欲しいとの事なのだ。 驚いた。 まずは「そんな事出来るんかいな?」と思った。 まず頭に浮かんだのは固いイメージのパールグリップの樹脂が加工するのに脆くてバリっと割れるシーンだった。
最初から自分で作るなら失敗すればやり直しだが元々のグリップを加工するのは失敗が許されないので非常に怖いのだ。

パールグリップといえばWAGMカスタムシリーズ等に装着される高級グリップというイメージだ。 なぜか妙に格調高くて近寄りがたい雰囲気なのだ。 お屋敷でバイオリンを弾いているお嬢様なのだ(安い想像)

 まずはパールグリップをおおまかに切ってみた。 リューターで削ってみてちょっと安心した。 材質が意外と粘りっこくて脆さを感じなかったのだ。 これなら割れる心配は無いだろう。 これでなんとかなりそうだ。 
 
 

 さて裏面はどうするかと言うのが一番の難関だ。 依頼者からは「純正のグリップウエイトを入れられませんか?」との事だったがパールグリップの内面を削ってウエイトを入れるなんて細かくて大変そうな作業をワシが出来るはずない!と断った(甲斐性なし) 代わりにたまたま手元にあった真鍮版をフレーム開口部に合せて切って貼る事にした。 


 

 大雑把~に合せて見た。 


 

 

 ここから形を整えて行こう。 思ったよりも作業が進んでよかった・・・
  


Posted by ガンスミス  at 14:22Comments(5)

2015年01月07日

パイソングリップ完成

やっと形になって次はチェッカー。

 

 
 と言ってる間にチェッカー完了!(手抜き過ぎだろ) 


 チェッカーが終わったら最終仕上げだ。 ここまで来ると長かった道程が走馬灯の様に、頭の中を・・・・・ いやちょっと待てよ。 走馬灯ってなんだ? それを考えると塗装どころでは無くなり三日三晩悩み続けた。 そのせいで塗装が3日遅れた・・・



 ほんとにほんとに完成!

 

 

 


 実物パイソングリップはどうやって作ってたんだろう。 見てみたいなあ。
 
 

 

 

 おわった~・・・ 
  


Posted by ガンスミス  at 18:15Comments(8)

2015年01月07日

ハイホーン完結

既に完成していたダイヤチェッカーだがダイヤが小さくてスクリュー穴と被ってしまい失敗だと思ったのでもう一個やり直す事になった。 前回はチェッカー溝6本分の幅のダイヤだったので今回は7本幅にしてみた。 

 

 ちょいと大きいかなあ?と思ったが最終的にはそれほど大きくも無かった。 なんだか前回とあんまり変わってないか?

 

 チェッカーを彫ってワックス仕上げ。 

 

 

 

 これにてハイホーン終了。 
  


Posted by ガンスミス  at 17:45Comments(2)

2015年01月05日

パイソングリップふたたび

新年になった事だし、そろそろいい加減急いでグリップを作らないといけない。 さて今回はパイソンだ。

 パイソンのサードタイプだ。 この形はワシも一番好きな形で過去に何個か作っている。 でも今、見直すと「何これ?」と自分で作ったのにも関わらず下手くそなのだ。 パイソングリップは非常に手間がかかる形状だ。 フレーム合わせ、浮彫チェッカー、サムレストのラインどれを取ってもS&Wのグリップより凝った形になっている。 見方を変えると非生産的だ。 

 過去に作った自分用のパイソングリップは今見るとあれこれと粗が見えて「なんでこんな風に作ったんだろ?」という部分が多いのでそれを反面教師?として製作にとりかかる。


 

 ローズウッドを切り出し・・

 

 内面を合せる。 S&Wとの大きな違いはフレーム肩口の段差だ。 S&Wは階段の様に90℃キッチリになっているがパイソンは「これまたなんでこんな形状にしたんでしょ」と言う様な形だ。 わざわざグリップを作りづらくしている様に思えてならない。

 
 いざ作り始めると改めてパイソングリップの難しさを痛感。 パイソンらしい雰囲気を出すのに苦労し、結局4個も作る事に・・

 

 4個も作ると木目も様ざま。 木目の好みも人それぞれだろう・・ 

 

 チェッカーを彫る前にチェッカー部を一段高く残さなければならない。 非常に面倒だ。 トイガン用パイソングリップが少ないのもこのせいだろう。 


 

 

 4個の中から最終的に一つ選んだ。 苦労して形を整えたら次はまたまた苦労のチェッカーだ。
  


Posted by ガンスミス  at 20:03Comments(5)

2015年01月05日

新年あけましてハイホーン!

あけましておめでとうございます! 今年は夜中に初詣に行こうと思っていたら眠ってしまい、起きたら夜中1時を過ぎてカウントダウンも無い珍しい年越しをしてしまった。 なんだか釈然としないまま新年を迎えてしまった。 寝ぼけが続いているのか過去記事を消してしまった。 なんという新年だ^^ 

 さてハイホーン、早く進めなければ。 

 

 外形を削る。 最近はかぶれも無く順調に製作出来ている。 去年は薬を飲みながらの製作だった。 もうあんなのは嫌だ。

 

 一つはスムース、もう一つはチェッカーなので枠溝を掘る。

 

 範囲も狭いのでチェッカーの作業時間はそれほど長くは無い。 でも逆に狭い範囲なので彫りずらい部分もあり、ダイヤチェッカーなので気を使う。

 


 チェッカーが終わったらワックス仕上げ。 このワックスは柔らかく仕上がりはオイル仕上げと似通っている。 

 

 


 やっと完成・・・ かと思いきや、ダイヤチェッカーの仕上がりが納得いかなかったのでもう一個やり直す事にした。 ああ、また時間がかかってしまう。 依頼主さんには申し訳ない事この上ない。 
  


Posted by ガンスミス  at 18:06Comments(4)