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Posted by ミリタリーブログ at

2015年04月23日

タナカ S&W M629 

一番最近に買ったハンドガンはタナカのM629。ワシとしてはM29のシルバーモデルでイイじゃないか!と思うのだが、M629という名前とステンレスモデルと言う肩書が必要なのだろう。 それにしてはM629 6.5インチと言うあり得ないモデルになっている所が微妙だ。 トリガーもグループ入りのままで(ワシはワイドの方が好きなのでいいけど) 特に6・5インチの方はかなりチグハグな考証になっている。 

 ワシとしてはM29のシルバーモデルだと脳内変換しているからいいのだ。  シルバーめっきも綺麗で十分満足できるモデルガンだ。

 

 

 83/8inモデルは迫力のロングバレルに少し艶を抑えたシルバーがなんとも逞しい感じになっているのだ。 M629と言えば中学の時に発売になったコクサイのM629が思い出される。  GUN誌の新製品紹介ページで「サテンシルバーの渋い仕上げ」とあり、写真でも中々渋いめっきが期待を膨らませたのだがいざ現物を手に取ると艶々めっきのヘアライン仕上げで軽い印象になってしまったのが悔やまれた。 それでも小遣いを持って札幌まで行き今は亡き「中川ライター店」で8インチモデルを買った時は感激もひとしおだった。

 当時のコクサイの広告では6インチモデル(コクサイは6インチバレルだった)にはパックマイヤーラバーグリップが装着されていてシルバーモデルと黒のグリップが最高に似合っていて未だにそれが頭に残っていてタナカのM629にもパックマイヤーを着けたのだ。 ちなみにコクサイ純正のラバーグリップはご丁寧に「パックマイヤー メードインUSA」なんて英語で記されていたもんだから、パックマイヤーなんて高級品を見た事も無い当時のワシはどれがパックマイヤーでどれがコクサイ製なのか随分迷ったのだった。 

 当時、コクサイではパックマイヤーグリップも7000円で販売していて、それを通販で注文したらコクサイのグリップが間違って送られて来てもう何が何だか判らない状態になったもんだ。 

 

 当時のモデルガンマニアにとってパックマイヤーグリップは高級品で簡単に買えるグリップでは無かった。 モデルガンが買えてしまう値段だったからだ。 真っ黒なグリップだが妙に惹きつけられる魅力があった。 そんな魅力もパックマイヤーのオリジナルメダリオンが付いて全く興味が無くなった。 


 

 M629にはグリップを作って装着した。 これはパーローズなのだがちょいと変わった木目で(白太に近い部分かな?)木目も派手で良いかと思ったがちょいとアクがキツクてダンウエッソンのグリップみたいになってしまった。 

 

 結果 タナカのM629はお気に入りのモデルガンになった。 
  

Posted by ガンスミス at 18:01Comments(3)

2015年04月22日

モデルガンとエロ本!

先日、何気に裏通りの道を見たらくたびれたエロ本が落ちていた!ワシの心に衝撃と懐かしさが入り混じった感情が走った。 道端に落ちているエロ本。なんと心を酔わせるアイテムだろうか。 思わず手にとって服の中に隠し持って帰りたくなった。 

 もうこの歳のオヤジにたかがエロ本なんてそれほど魅力のある物でもない。 ドギツイ海外ハードコアを見慣れた男には大した物ではない。 実生活でも変態プレイを味わった47の男にエロ本の効果など期待できないのだ。 女に罵られて興奮する変態薄毛巨根オヤジには意味がないのだ。 変態薄毛マゾ包茎カリ高拡張・・・(もうやめろ~~)

 とにかくたかがエロ本だ。しかし、それがひとたび道端に捨てられ泥にまみれページもめくれ上がり雨水にカピカピになった姿に変わり果てた途端、それはダイヤモンドの如き輝きを放つのだ!!! それすなわちノスタルジーだ!

 ふと思った。 それはなんてモデルガンに似ているんだと。  


 モデルガン=道端のエロ本 こんな公式がモデルガンマニアを魅了しているのだ。  モデルガンは今も売られ少ないながらも新規のモデルガンが発売されている。 しかし、マニアの数は減った。 いい歳をしていまだにモデルガンにはまっているオヤジは少ない。 この歳でモデルガンを手に取りニンマリほくそ笑む姿はどう見ても変態だ。 縛られ叩かれ女王様の聖水を浴びて興奮している奴となんら変わらない(かわるわ!)

 新規があるとは言え現在流通しているモデルガンの大半はもう既に3~40年経っている物も多い。 コクサイのM29は今でも売られているがニューM29として発売されたのはたしか1981年だ。 最近、再販になるマルシンP38だって1980年だ。 ブローニングハイパワーなんて金属時代の金型利用だからもっと古い。 今から見ればガスガンの方が外観は良い。 当たり前なのだ。 しかし、モデルガンマニアは昔、子供の頃必死でお金を貯めて買った感動から離れる事は出来ない。 だから未だにモデルガンをこよなく愛するオヤジが居るのだ。 

 たぶん、あと2~30年もすればそんなマニアも全滅するかも知れない。 30代くらいのとき、ふと「モデルガンを集めたって死んだら終わりだしな」とモデルガン収集に覚めかけた事があった。 しかし、今はもう死ぬまであと少しの間、思い切りモデルガンを楽しもう!と思うのだ。

 コレクションの数だけ増やす事は無くなったが好きなGUNだけ集中して楽しもうと思っている。 そんな情熱は長時間、ショーケースの中のモデルガンを穴が開くほど見続けた頃となんら変わりない。 そんな懐かしい感傷が道端のエロ本を見てこみ上げてきた。 


 47歳の春だから・・・・(これでいいのだ)
  

Posted by ガンスミス at 16:14Comments(2)

2015年04月19日

Kフレターゲット完成


Kフレターゲットグリップも完成間近だったので頑張ってチェッカーを彫り、クリアを吹いて「やったー完成だ~!」と思い、早くjumoさんに届けたいと急いで発送したら重大な事に気が付いた。 写真を撮ってねえ~~~。 なんたる事だ。 なんた~る~チ~ア~と思わず歌ってしまったのだ。 そんでjumoさんに写真を送って貰ったのだ。 そんな訳で途中経過も無しにいきなり完成!

 

 

 

 

 

 

 たぶん最後の写真はS&W純正グリップとの比較。 


 以前にチェッカー部は塗装か無塗装か? なんて問いかけたが(未だにハッキリとはせず) なんとなくグリップを作りながら思った事は(正しい、正しくないは置いといて)なんとなく今まで疑問だった事がおぼろげながら見えてくる気もした。 

 まずS&Wグリップで不思議だったメダリオンがアホみたいに斜め&ニスの上塗り。 これは構造上、メダルとワッシャーをカシメるため手作業か機械か判らないがその時点でメダルが斜めに傾いてしまう可能性はあるべな~と思う。 それで先にメダルが着いてしまう為メダリオンにニスが乗ってしまうのだろう。  ニスは手塗りかスプレーかも微妙だが手作業だとするとパートのおばちゃんが「ああ面倒だ!」とメダリオンごとハケ塗りしている事が想像できる。 でっぷりと肉付きの良いおばちゃんがホイホイとな~んも考えずに塗り塗りしてるかも知れない。 

 チェッカー部は塗装説、無塗装説もあるが全く塗らないという事は無いだろうがチェッカー部は薄く塗られていると思われる。 パイソングリップの様にチェッカー溝まで埋まるような塗装では無い。 おまけにチェッカー枠には塗料が届いていない感じなのでスプレーと言うよりはハケ塗り説が近い気がする。 

 S&Wチェッカー部はチェッカー面の縁の部分が微妙にえぐれた感じがして何とも不思議だが、これは作業で使われるだろうチェッカリングマシンのせいでは無いだろうか? 丸い小さな円盤が縦回転して溝を切って行くのだが(これもおばちゃんの手作業ね)チェッカーの縁に行くとどうしても枠溝を超えて溝を刻んでしまう心配がある。 これはハンドチェッカリングでもそうだ。 だからこその太くて深い枠溝だが溝のギリギリまでチェッカーを彫るには円盤型の刃物ではどうしても縁が深く彫れてしまうと想像する。 (言葉では説明難しいわ) 

 何てことを考えていたが実際にどんな作業をしているのか見てみたかったものである。


 
  

Posted by ガンスミス at 17:18Comments(2)

2015年04月12日

Kフレターゲットその2

さてKフレターゲットグリップ切り欠き、実物ではゴンカロだったり、あるいは裏面ワッシャーが無くなった比較的新しいタイプでは別の木材が使われている気もするが実際の所定かではない。 これをパーローズで作る。 外観もほぼ出来上がり、チェッカー枠もグルリと一周溝を掘る。 フレーハンドで彫るので慎重にやらないとガッタガタになる。 血液ガッタガタ♪とバラクーダの様に歌いたくなるのだ。


 今回は依頼主のJUMOさんから実物メダリオンとワッシャーが送られて来ているのでこれを着けねばならぬ。 とは言ってもカシメるやり方がよう判らんし、何よりゴンゴン叩いてグリップでも割ったら目も当てられないのでここは安全策としてワッシャーをカシメてあるぞ風で行きたいと決めたのだ。

 

 

 

 メダリオンもワッシャーも簡単には抜けないはずなのでまあこれで勘弁してもらうつもりなのだ・・・・・・

  ところでS&Wの実物メダリオンはモデルガンの様に平らでは無くグリップ形状に合せる様に曲面になっている。 妙な所を妙に凝っているものだ。 なのでそれも考慮してグリップ曲面を削らなければならない。


 

 

 これで後はチェッカーを彫る作業だ。 いよいよ大詰めなのだ!
  

Posted by ガンスミス at 17:43Comments(3)

2015年04月10日

マニアの皆様への質問&グリップの話with西城秀樹!!感激!

今回はちょっとお聞きしたい事があるのでござんす! まず一つはCZ75の実物グリップをそのまま装着出来るリアルサイズのトイガンを教えてください。 またそのジャンクでも良いのでフレーム(グリップを製作出来る物)をお安く提供してくれる方、居ましたらよろしくお願いします。

 あともう一つの質問は昔のGMカスタム「ナイゴードロングスライド」に着いているチューナー付きリブサイトのチューナーについて詳しく判る方教えてください。 

 
 さて現在、今までとは違ったグリップの依頼が来ています。 なんと海外在住の日本人の方から、実銃に装着するためのグリップ依頼が来ているのです。 なんと驚き! あっしは実銃なんて触る日も来ないかも知れませんが自分の作ったグリップが実銃に装着されるならこんなに夢のある事はありません。 2つ依頼があるのですが一つはCZ75のグリップで当然「実銃を送って下さい」と言える訳も無いのでそのベースが必要なのです。 

 マニアがモデルガンに付けるため実物グリップを買うのは良くありますが、実銃に着ける為に日本にグリップを依頼してくるなんて考えもしなかった事でなんとも感激!とバーモントカレーでも食いたくなるのであります。 

 雪も無くなり春めいた「恋する季節」に舞い込んだ海外からのグリップ依頼こんな「チャンスは一度」だから四十路の「青春に賭けよう」と心の中は「情熱の嵐」が吹いているのであります。 GUNとグリップは「薔薇の鎖」のように切っても切れない関係で「激しい恋」にも似た感情でグリップを削り、指先はもう「傷だらけのローラ」なのです。しかし、それは依頼者とワシの「涙と友情」を深くし依頼者さまには「この愛のときめきを」などと「恋の暴走」をしてしまう事もままある事です。 グリップ製作に向かうワシは時には「ジャガー」の様に、時には「若き獅子たち」のように一心にグリップ製作の「ラストシーン」向かって走るのであります。 でも焦り過ぎて失敗してしまうとグリップ製作はスタートに戻ってしまう「ブーメラン・ストリート」になってしまい、熱くなりシャツの「ボタンを外せ」と気持ちを落ち着けようとしますがそれでも足りず「ブーツを脱いで朝食を」食べて一息付くのです。「炎」のような気持ちを抑え空を見上げれば「ブルースカイブルー」。 そして「ヤングマン」精神でグリップ作りの「ホップ・ステップ・ジャンプ」と一つずつ着実に進むのであります。 「勇気があれば」良いグリップが出来上がり「俺たちの時代」が来ると「サンタマリアの祈り」にも似た気持ちで進みますが不安もあり「眠れぬ夜」も来るのですがそんな時は「南十字星」「聖・少女」の様に見つめ、誠実だけが大切なんだと「走れ!正直者」とまた歩み出すのでありました・・・・ 


 以上!このブログを秀樹をこよなく愛する人々に捧げます・・・・(居るか?ガンマニアの中に・・・・・・)  

Posted by ガンスミス at 08:40Comments(5)

2015年04月04日

パイソンセカンド&Kフレターゲット

前回のユニバーサルグリップがあまりにも大変だったのでちょいと気が抜けて毛も抜けました(もう身体じゅうの毛という毛が全て頭に集中してほしい今日この頃)  金も要らなきゃ女も要らぬ~ あたしゃも少し毛が欲しい~♪と歌いたくなるのでございます。

 さて今回は依頼された2つのグリップ同時進行なのです。 一つはパイソンセカンドタイプ。 セカンドは作った事が無かったのでさてどうなるものか。 想像ではチェッカーの形がちょっと変わっただけで結構手間が増えるなあという思いで、まあそれもあるから実物グリップが徐々に手抜きをされたデザインになった事を如実に表しているのだが、作業の簡略化によりカッコよくなる事もあるから一長一短だ。

 よく動物では最初に見たものを親と見るなんて話を聞いたり(なんかそんな話がトムとジェリーでもあったなあ)するが、マニアも最初の刷り込みと言う物は大きいものでワシなんかはNフレならばコークボトルより、その後のグリップ(なんて言うんだべ?)が好きだったり、パイソンではサードが好きだったり、モデルガンで見慣れたデザインが実物ではこうなっているんですよ!と言われても中々、一度気に入った物はすぐには馴染めないものだ。  話がそれた。 パイソンセカンドタイプのグリップと言えばああ、LSのプラモがそうだったなと思いだした。 

 最初の刷り込みはLSだったからセカンドが一番好きかと言えばそうでも無く、その後に知ったプラのMGCグリップのサードタイプなのは良くわからない。 余談としてはワシがとても憧れたコクサイプラパイソン(もちろん初代ね)のグリップはセカンドとサードが入り混じったなんとも言えないグリップが着いていた。 これはこれで愛着もあるのだ。


 

 

 

 内面をあわせて大まかな形に削り出した。 ここからもっと削り込んで形態修正する。 先はまだ遠い。

 もう一個はいつも依頼して頂いているJUMOさんだ。 依頼はS&W Kフレターゲット 切り欠きタイプだ。 これはちょいと悩んだ。 なんせオクでも探せばグリップ依頼するより安く実物が買えるのだ。 その旨を伝えると「じんぎすかんさんなりのグリップを作ってください」との事なのだ。 参った。 こりゃ責任重大だ。 実物には無い自分なりのS&W純正型グリップ・・・ これはある意味一番大変なグリップだ。 

 

 



 
こちらもおおまかに形を削った。 まだまだオーバーサイズ(シャレか?)だ。 

 さて今回はJUMOさんから実物メダリオンと金属ワッシャーが送られてきた。 これを着けてくださいと。 これも初めての事だ。 メダリオンから伸びた軸をワッシャーに通してカシメるのだろう?むむ・・ どうやってやればいいか・・・ だれか詳しい方教えてください。 しかし、メダリオンとワッシャー、特にワッシャーなんて全くの新品に見えるのだがどうやって手に入れたんでしょう・・ JUMOさん、恐ろしいです^^


 
  

Posted by ガンスミス at 09:26Comments(4)