2015年06月15日

完成 P08グリップ!

さて形になったP08グリップ。 ここまで来るには結構大変なのだ。 フレームの段差、セフティレバーのスペース、マガジンキャッチ(マガズウインなどとは言わない)キャッチの板バネ、色んな壁があるのだ。 それも終わってほっとする間も無く最大の山場、チェッカー彫りが待っているのだああ。 

 最近の50を目前に控えた筋肉が衰えた肩、腕にチェッカーはまるで拷問だ。 それでも毎日、毎日数本ずつチェッカーを掘る。 まるで石を一個一個積み上げるピラミッドを思わせる作業だ。 (まあ実際、ピラミッドみたいな山を作るしね) ちりも積もれば山となる。 

 
 
 

 
 ちなみに今回P08に着いて来たグリップはこれ

 

 

 スムースタイプに個人でチェッカーを切ったように見える。 依頼主に確認してないからなんとも言えないが・・・ 

 チェッカーを彫って仕上げにオイルを塗る。 アマニオイルだ。 どうもガンマニアはアマニオイルと言うと鬼に金棒、水戸黄門に印籠のようにこれさえ塗れば完璧であると思われている節もあるが肝心なのは木の方だ。 

 

オイルを染み込ませローズウッドの赤味を引き立たせ木目を浮き上がらせる。 

 

 

 
 

 ほっそりとしたP08のグリップは握り心地が気持ちよい。 などと書くとマニアからは「握りやすいのと撃ちやすいのは違う」などと突っ込みを入れられそうだ。 弾が出ないんだからまあいいべ!

 
  
 

おわったあ!何もかも・・・

  追伸 ところで本家コルトが破産したんだってね。 苦しいのはモデルガンメーカーだけじゃ無いんだなあ。 日本のモデルガンメーカーは良くやっているよ!感謝感謝!




 
  


Posted by ガンスミス  at 15:13Comments(6)

2015年06月09日

ルガーP08のグリップ 

いつもお世話になっているJUMOさんからマルシンP08用のグリップ依頼を頂いた。 やっぱり来たか!と思った。 ルガーP08のグリップは難易度の高いグリップだ。 複雑なフレーム形状にフルチェカー! 考えただけで恐ろしい・・ 

 ルガーP08と言えばオートマチックピストルの元祖みたいなモデルだが1908年にはもうこんな完成度の高いピストルが開発されていたとは驚きでしかない。 よくもまあこれ程複雑で芸術品の様なピストルを軍用として開発するドイツ人の技術力には驚かされるのだ。

 グリップ1つ取っても全く生産性の無い複雑な形だ。 当時はチェッカーを手で彫っていたのかなあ?なんて思うと気が遠くなるのである。


 まんずは

 外形を切り出し、内面合わせ。 フレームには所々段差もあり、セフティレバーやマガジンキャッチもあるため一筋縄では行かない。

 

 

 そうそう、マガジンフォロワーを下げるボタン(なんて名前だべ?) のスペースも削らなくてはならない。

 

 

 グリップ上部にはフレームに噛み合うポッチがあるのでそこを接着した。

 とりあえずフレームに合うまで出来た。 

 

 

 最近は腕も痺れてチェッカー作業もしんどかった。 その上チェッカーの刃が切れなくなってきたので注文しようとしたら品切れ・・・ 次回入荷は未定だと言われてしまった。 切れない刃で作業するのは余計な力が要るのでますます腕が痺れる。 参ったなあ・・・・
  


Posted by ガンスミス  at 18:24Comments(2)