2016年06月30日

ベレッタM93Rの木グリ その1

今回もベレッタ、ベレッタ続きだ。しかもM93R.。M84も結構内側の処理が大変だったが今回のは更に大変そう。 何しろ3バースト機構部があるのでそこを掘り込まなければならないからだ。 M93R、いつかは来るかもと思ったが遂に来た。 自分も初めての製作だ。 自分はモデルガンを持っていて、いずれ木グリを作ろうと途中まで製作しかけたままもう10年は経つだろうか・・・

 今回のはKSC M93R ガスガン。 ガスガンは詳しくないので詳細なバリエーションも判らないのだが今回送って来て貰ったのは新品のM93R。 ああ、新品か・・・  グリップを作るには原始的な作業で本体に木を押し当てカーボン紙のインクが着いた所を地味~に削っていくのでどうしても本体に少なからずダメージを与えてしまう。 何回もグリップを本体にセットすると擦り跡も着いてしまう。 スクリューだって何回か着脱を繰り返すと溝がめくれてしまう。 なので新品は出来るだけ避けて欲しいのだがこれしか無い場合いた仕方無い。 オート用のグリップを作る場合、スライドストップやセフティ、マガジンキャッチなど当たりのある部品は外してしまった方が楽だ。 しかし、今回のは新品、それも93Rとなるとパーツが多く、特にバースト部品は外してしまうと組むのも大変、余計な傷も付けそうだし、なにより小さなパーツ、バネを無くすのは必至だ。 だから今回は全てパーツを着けたままグリップを作る事になった。作った事のある人ならどれだけ大変かは想像付くだろう。

 

 左側は邪魔になるパーツはスライドストップとセレクターとマガジンキャッチくらいでシンプルなもんだ。 しかし・・・

 

 ギャ~~~!!! なんてこったい!この混雑振りは。 ピストル界のゴールデンウィークや~ と言いたくなるほどの渋滞ぶりだ。 しかし、トイガンでこの複雑なパーツを再現し3バーストさせているKSCは凄いなと感心するばかりだ。 たしか3バーストはMGCですでに再現してたっけ? んでKSCになって見事に完璧になったという印象でKSCと言えばM93Rという感じだ。 

 

 当然、設計図や細かい採寸など出来ないワシは目見当で少しづつ削りながら合わせて行くしかない。 削りすぎたら終わりだ・・

 

 バーストユニットの一番高い部分を削りついでピン、スプリングが収まるスペース、ナット穴を順番に加工する。 

 

 なんとか形になってきた。

 

 ぎゃ~ 左のグリップ、フレームからかなり短く削りすぎちゃった・・・・ では無くてストックを着けるため元々短いのでした。御安心下さい。

 

 ほら、右側もなんとか納まったでしょう。 大変だった・・ 内部パーツが干渉すると3バーストしなくなるので削っては試し、を繰り返す。 グリップを着けても手動では3バーストしてくれるから大丈夫ではないかな?

 さて完成・・・・ では無くてこれからチェッカーだ。 最近、デムバートの替え刃が品切れ続きで参っている。 そろそろ刃も切れなくなっているし、どうしたもんだろうか・・・・


  


Posted by ガンスミス  at 11:20Comments(4)

2016年06月08日

ベレッタM84グリップ

依頼されたM84グリ
ップ。 製作途中でデジカメが壊れあっという間の完成写真しか残ってない事をお許しくだされ。

 M84はフレームの段差やトリガーバーの段差、アンビセイフティのスペースなど結構大変なグリップだ。 ガバメントなんて屁みたいなものだ。 今回はたまたま手元にあったホンジュラスローズ(だったはず)を使ってみた。 サイズが丁度良かったのだ。 とは言え、これでホンジュラスロースの在庫はお仕舞いだ。 

 
 
 


 独特の木目だ。 この木は初めて使うのでどういう仕上がりになるかも興味があった。 

 

 そしてチェッカーを堀り、メダリオンを入れる穴を開ける。 

 

 トゥルーオイルでかなりの艶が出ている。 




 今回はABSのサイド発火M84を送ってもらったが装着するのはHWのセンターファイアだと言うのでM84のボロボロジャンクをなんとか見つけ比べて見たらグリップスクリューの大きさが違った。 グリップスクリューの出来だけ見れば昔の方がきっちり出来ていた。 HW版は少し小ぶりでその代わり軸が太い。直接HWにねじ込む為だろう。 ちなみにメダリオンはJUMOさんの御友人が作ったものらしいです。凄い人が居るもんです。



  


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2016年06月08日

国際ブラックホークwithグリップ

前回のヘレッツグリップを着けようと思って預かっていたのは国際のブラックホークだった。 しかし、これはWAのニュータイプブラックホークとはグリップフレームの大きさが違い小さいのだ。なので当然付かないのでしばらく放置してしまっていた。 申し訳ないのでお詫びにこれのグリップを作って贈る事にした。 国際と言えば僕が始めて買ったモデルガンが国際。 そういう縁もあって国際製品は良く買っていた。 特に1980年頃からの国際は全盛期の勢いがあり今となっては当たり前のシリンダーが回りきるリボルバーや実物グリップが無加工で着けられるモデルガン、金属のようなメタルフィニッシュ、今となってはCPカートと同じ構造のBLKカートや中空インサートなど国際が始めて実現させた功績は大きい。 後にスーパーウェポンの発売移行、ガスガンの流れには付いていけなかった感はあるがやはりモデルガンメーカーとして無くてはならない存在だ。 例えばM29を例にしても現在のタナカM29と比べてしまっては可哀想だ。 もう35年(くらい?)も前の設計だ。リボルバーのコクサイと言われるのも頷ける。

 今回のブラックホークは国際がまだ覚醒する前の製品だ。 プラと金属の両方を発売していて憧れたものだった。 いわゆる天ぷらモデルという奴で国際お得意の手法だ。ゆえにこのモデルもちらほらとひび割れが入ってしまっている。 グリップは色が浅めのパーローズ。 自分の好みかも知れないがブラックホークやSAAなどの古めかしいデザインのGUNには派手な木目よりも落ち着いた木目が似合うと思う。 今回の木目はブラックホークには似合っていると思う。 

 

 

 バレル右側に付いているエジェクターチューブ(こんな名前だっけ?)はシルバーだ。これは最初からこの色で売り出されていた。 GUN誌でターク高野氏のブラックホークにカスタムのシルバーのチューブが装着されている写真があるので参考にしたのだろう。 国際は後のメタルフィニッシュM19 2・5インチでもまさにイチロー仕様のGUNを作っている。 サービス精神旺盛なメーカーだ。 

 

 

 メダリオンはマルシンガスガンの物。 このメダリオンをオークションで買おうとしたら1500円以上になってしまい諦めた。 なんでスタームルガーのメダリオンがこんな人気なんでしょうか? 謎だ。 1500えんでメダリオンだけ買うのも馬鹿馬鹿しいので1万で中古のブラックホークガスガンを買った。 グリップは別に作るからメダリオンは要らないと思ったからだ。 

 

 カートは今時のタナカのような構造だがカート内に火薬を突くピンなど無い。 あれ?どうやって鳴らすんだろ?なんて思っていたワシはすっかり昔を忘れていたようだ。 これは紙火薬仕様だった。 インナーの上に紙火薬を2~3粒乗せてカート内の壁と挟んで激発させるのだ。 せっせと紙火薬を剥がしてカートに詰める。そんな事が楽しかった時代。 モデルガンにとって最高に幸せだった時代だ。



 
ABSの光具合がいかにも懐かしい。 子供の頃は金属だと思い込んでそれがプラスチックだとわかった時はショックで金色モデルを買ったがその後はプラに慣れ、HWにいたっては何の文句もない。 大きな2度の法改正やモデルガンマニアの激減でも未だに生きているモデルガンには感謝しなくてはならない。




  


Posted by ガンスミス  at 09:33Comments(2)