2011年11月10日

ワルサーP38 木製グリップ

マルシン ワルサーP38はワシにとっても思い出深いモデルガンだ。 モデルガンに本格的に目覚めてしばらく経ったときに発売になったのが初のショートリコイルを搭載したニューP38だった。 P38と言えばルパン三世の愛用銃として名が知れており、当時の子供たちの間ではGUNマニアで無くとも知っている知名度No1の拳銃だった。 ルパン三世のED曲の中の「ワルサーP38~ この手の中に~♪」は非常にインパクトがあり少年の心に刻み込まれた。 当時はゲッターロボやマジンガーZなどアニメ関係の情報が満載された雑誌「TVマガジン」にモデルガンが特集されていたり、特にGUNマニアでは無い子供でもモデルガンに対する興味は今より遥かに高かった。 

 さてマルシンP38はワシが中1の時に発売になり12000円という値段からも「いかにも高級モデル」という雰囲気を醸し出していた。 当時は全く気にしなかったがトリガーバー等一部パーツがロストワックスによるスチール製だったり(当時はロストワックスという材質で出来ていると思った) 、パーティングラインが綺麗に消されていたり、刻印にも薄いながらホワイトが入れられるなど力の入れようが判る物だった。 ワシは貯めていたお年玉を郵便局で全額降ろしその金を握り締めて行きつけのお店「Uデパート」に向かった。 (今、ファイターズ監督になった栗山氏とゆかりのある栗山町である^^)


 GUNショップでは無くデパートと言っても2階建てのお店でアットホームな雰囲気。 それでも田舎育ちのワシには随分立派なお店だった。 なんたってエスカレーターもある^^ 2階に上がるとプラモデルやモデルガンを置いてあるコーナーがあり、そこのショーケースの一番上にドーン!と鎮座ましましていたのがマルシン ワルサーP38だった! ワシはミリタリーが好きだったので緊張しながら「これ下さい!」と言った。 店のおばちゃんは「ええ?買ってくれるの?」と驚いていた。 こんな高価なものを買ってもらってすいませんみたいな実に謙虚な態度が、他の偉そうなGUNショップの店員に爪の垢でも飲ませたいもんである。 

 遂に手に入れたP38は夜、寝る時も枕元に置いて一緒に夢を見ていたもんだ。 

 さてそんな訳でP38の木製グリップを作ってみた。



 個人的にP38はプラグリ(実物はベークライトだそうですが)が一番に似合うと思っていたので今まで一度も作った事が無かった。 今回作ってみて思ったより似合うなと思った。




 P38用のグリップはハンドガンの中でも結構面倒くさい方だ。 フレーム後部を包み込むタイプなのでかなり削りこみをしなければいけないし、コッキングピースやトリガーバー、スライドストップが入るスペースも削らなくてはならないからだ。 ランヤードリンクの穴も厄介だ。


 









Posted by ガンスミス  at 10:23 │Comments(2)

この記事へのコメント
ロストワックス製って書かれたら材質だと思いますよね~ もちろん、私も昔はそう思ってました(笑)

P38のグリップ、フィッティングといい木目といい仕上げといい、これまた素晴らしいですね!
あんな複雑な内側形状を木グリでやってしまうなんて驚きです。
今回は何の木なんでしょ?
Posted by あじゃ at 2011年11月10日 12:10
あじゃさん、 材質はパーローズ。 安くて木目も綺麗なので使う頻度が多いです。 材料を磨いただけです。 オイルを塗ると色が濃くなるので何も塗ってません。 明るい色合いが好きなのでそのまんまです。 内側の彫り込みはフライス盤で削りましたが、ここを手作業では正直やりたくないですね。 グリップのセレーションも自身が無いので止めました^^ 
Posted by ガンスミス at 2011年11月10日 13:24
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