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Posted by ミリタリーブログ at

2009年11月14日

東京ガンシップ  ハードボーラーロングスライド

ワシはガバメント、それもカスタムガンが大好きだ。 だからカスタムガバブームの時は幸せだった。 GUN詩、コンバット、チャレンジャーも穴が開くほど見ていた。 中でもロングスライド系はお気に入りなのだ。 「ハードボーラーロングスライド」はガバメントカスタムとは言えないが(ほとんどガバだけど)オールシルバーの外観がひときわ異彩を放つGUNである。

 これをモデルガン化したメーカーは当時無かったが「東京ガンシップ」というショップがカスタムGUNとして販売していた。 

 

 「東京ガンシップ」は80年代のコンバット詩で良く広告が掲載されていたので深く印象にのこっている。他にも沢山のカスタムモデルガンを販売しており、いかにもマニマックな雰囲気を醸し出していた。 ただ、田舎物のワシには遥か遠いショップで、GUNの現物も見ることが出来ないのでなかなか注文までには至らなかった。(まあお金も無かったし^^)

 カスタムガバメントブームにも陰りが見え始め、次第にエアーガンにファンが流れ始めた頃、突然という感じで「東京ガンシップ ハードボーラー」がコンバットマガジンの記事に採用された。 「おーおー、これがあのガンシップの・・・」 ってな感じで驚いたが、写真のハードボーラーにも驚いた。 想像以上に出来が良いのだ。 

 

 

 過去にもショップ製カスタムGUNで懲りているわしには「ショップ製は出来が悪い、雑である」という概念が根付いていたのだ。 しかし、写真の中の「ハードボーラー」は非常に出来がよく仕上げもいいのだ。 「いや、まてよ、これは掲載用だから特に出来がいいのかも知れんぞ。むむむ・・・」と悩んだ。

 しかし、モデルガン衰退の風にも煽られ「ベースとなるGUNが不足してます・・・」というくだりには「今買わないと後悔するかも・・」というファン心理が働き、思い切って注文したのだった。(もう、働いていたのでお金はなんとかなるという思いが一番だったが・・) 

 しっかしまあ、誌面上で宣伝されると注文はどっと押し寄せ、「東京ガンシップ」も嬉しい悲鳴だったろう事は注文して現物が届くまで9ヶ月かかったという事が全てを物語っている。 



 「ハードボーラー」を注文してしばらく、ワシは休みを利用して東京見物に出かけた。 東京では様々なガンショップを見て回った。 そして「ああ、そうだ、ガンシップ行ってみよう」と思い立ち、広告の住所を頼りに出かけた。 少し迷ったが何とかたどり着いた。 もうかなり前の事で記憶も曖昧だがお店自体はこじんまりとした地味な印象だった。 しかし、ショップの中の光景を見たとき思わず笑みがこぼれてしまった。 

 若い店員が(20台半ばくらいかな?)カウンターに座り、「ハードボーラー」のスライドを、一本一本、ペーパー掛けしている姿があったからだ^^ 「こんなお店の中で作業してるんかい!」と突っ込みを入れたくなる光景だった。 机には10本くらいのスライドの束があり、地道な作業は相当しんどいだろうなあと感心するのであった。 「たぶんあの中に俺のも入ってるかも」とにやけそうになったが傍から見て不気味な人間と思われそうでじっと我慢した。お店には店長らしきオッチャンとスライドしこしこアンちゃんとの2人だけだった。 「ワシのハードボーラー、よろしく頼むぜ!」と心で伝え、帰路に就くのであった。


 それから数ヶ月、ついにワシの「ハードボーラー」は完成した。 それではご紹介を。

 

 

 オリジナルの仕上げはマットシルバー塗装だったが、これは「スーパーブライト」で塗装しています。
グリップスクリュウが無いのはご愛嬌。

 

 トリガーはプラの削り出しのよう。きれに仕上げてます。


 

 

 高級刻印機があるそうできれいな刻印です。 


 

 フロントサイト、リブ、セレーション、加工はみな綺麗ですばらしいです。 スライド延長加工を自分でやって見るといかに難しいかよく判ります。 かなりの注文数を受けていたにも関わらず、これだけの品質を手加工で保っている事には素直に驚き! 実際、どうやって製作してるのか見てみたいもんです。

 

 ハウジングもストレート加工にセレーションが綺麗に彫られています。 これもどんな風に加工してるのか教えて欲しいものです。

 

 リアサイトは可動・・・に見えますが実はプラ製、無可動です。 サイトを止めるピンも無かったので自分で付けました。 確かコンバットでは可動サイトに、ピンも付いていたはず・・・ これも注文多数によるマイナーチェンジか? ここだけは残念。

 

ちなみにこんなカスタムもありました。 ロングスライドで「無塗装も受付ます」なんて自信あるなあ。仕上げの雑さを塗装でごまかすのは常套手段だが^^ それを無塗装でもいいとは大したもんである。 

 結論。 流石です。東京ガンシップ。
  

Posted by ガンスミス at 23:59Comments(5)カスタムガン

2009年11月13日

札幌の聖地 モデルガンショップ閉店

今ならトイガンショップと言うのかも知れないが、ワシの年代では「モデルガンショップ」だ。 道民にとって「モデルガンショップ」の2大聖地と言えば「ポストホビー」と「セントラルホビー」である。 ところが最近、この2軒のショップが立て続けに閉店になってしまった。 実に悲しい事だ。 

とりあえずここでは「ポストホビー」の話をしよう。 田舎町育ちのワシにとって札幌に行く事だけでも一大事なのだが札幌のガンショップに行くようになったのは中学になってから、今から役30年前である。

 バスに揺られて一時間半、大通りに到着すると胸はワクワク、ドキドキなのだ。 「ポストホビー」は当時、意味不明なCMで有名な「PARCO」6階にあった。 エスカレーターで6階に近づくたび興奮し、到着する頃には気だるささえ感じてしまうのだった。 「ポストホビー」はモデルガン、エアーガン、プラモデルなどが置いてあるお店で、行く度長い時間、じーっとGUNを見てはため息をつくのである。

 月刊GUN 1978年 11月号に札幌ポストホビーの記事が掲載されている。



 記事によると「北海道は女の子のファンが多くて驚く」だそうだ。 ワシはガンショップに行ってそう感じた事は無いが、実際はどうだったのだろう。 1978年当時はお店には行っていなかったので真実はわからない。 記事によれば常連の女の子もいるという。 生まれてこのかたモデルガンマニアだという女性には出会った事が無いので、できれば出会いたかったもんである。 




 他にも「北海道はモーゼルミリタリーが良く売れるので有名」らしい。 う~ん。 ちょっとこれは判るかなあ・・ いとこもホンリューモーゼルやハドソンのカービンを持っていたしなあ。 その影響でワシも好きだしね。 


 70~80年代はモデルガンの宝庫だった。毎月のように新製品が発売になり、お金がいくらあっても足りなかったものだ。 今では、買いたくてもモデルガン自体が無いという現状だ。 インターネット普及の影響も加え、ガンショップ自体、経営することが困難な時代になってしまった。 ワシは小学生から現在に至るまで飽きもせず(途中、少し飽きる時もあったけど^^)モデルガンの趣味が続いている。 こんな人間は世間で一握りなんでしょうねえ。 

 余談だが、中学の時、友達2人とお年玉を持って「マルシン M16」を買いに来た。 当時、28500円(だったかな)目ん玉が飛び出る価格だ。 それを2人して一丁づつ買ったのだが、まだ子供の足りない頭ではポイントカードを1つにまとめるなんて考えもせず、一人ずつスタンプを押して貰ったのだ。(店員はわざとだな) 1つにまとめりゃ、その日だけでポイントが満タンになったものを・・・ 未だに後悔しきりである。
  

Posted by ガンスミス at 14:48Comments(3)