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Posted by ミリタリーブログ at

2014年09月28日

ゴンカロへの道 最終回 

チェッカーも彫り終わり塗装を待つだけだ。 





 グリップ前面の木目の感じが違うのは木目の流れの違いだ。 板のどの方向から切り出すかで木目の印象も変わる。

 

 グリップフレームのくびれがタナカでは少々キツイ感じだ。 実物グリップを装着してもグリップがはみ出るのだ。 ここをフレームとツライチにすると貧弱なイメージになるのでちょいとはみ出させて作る。

 
そして塗装も終わりグリップ完成!





 上 カナリーウッド  下純正ゴンカロ 



 

 

 

 



 色合いは違うがゴンカロでも薄いのやら黒っぽいのやら様々なのでカナリーウッドも中々ゴンカロのイメージを表していると思う。 思っていたよりもいい感じに仕上がった。 

 

 
 
 こちらはM586。 上はパーローズ 下 カナリーウッド 

 

 

 M29のグリップとは違う向きで切り出した為、グリップ左側の木目が上下でセパレートになっている。 こういう感じも中々いいでしょ。 

 今回の試みはなんとかゴンカロの雰囲気を出せないかと試行錯誤したが中々イイ線いってるんじゃないかと自負するのであります。 なお塗装はチェッカー部を薄くして溝が埋まらないように気を付けた。 やっと一つ利口になったのだ。  かなりーいいよ カナリーウッド!
  

Posted by ガンスミス at 19:07Comments(16)

2014年09月25日

ゴンカロへの道 その2

Kフレグリップと同時進行で作っているのがNフレオーバーサイズ。 ゴンカロと言えばこのグリップを外す事は出来ない。 実物のS&Wは実物にしか出せない独特の味がある。 粗い削り跡の上にニスが塗ってありオマケにメダリオンまでオレンジ色に染めトドメにメダリオンがトンデモない方向に向いていてチェッカーも荒削り、そんな所もいい味なのだ。 惚れてしまえばあばたもえくぼなのだ。

 80年代当時M29と言えばコクサイのニューM29が最先端モデルだった。コクサイのプラグリはグラマーで大柄だ。 実物もそんなんだろうと思ってたら実物を見た時にその意外なスマートさに驚いたものだ。 

 

 

 

 
 ここまでの木目は中々良さげだ。 クリア塗装後どうなるかが見物。

  ところでカナリーウッドのちょっと気になった点。 木の所々に「かすり」と言うのかな? 黒い線がある。 この木の性質上なのか他の木よりも多い気がする。 

 

 これはKフレグリップに出てしまったもの。参った。 かなり目立つ。 見っともないので削ってみるとこれがかなり深い。 掘っても無くならないのだ。 仕方なく木の破片を接着して削り直した。 

 

 う~ん微妙だが目をつぶろう・・・  カナリーウッドはこの点要注意だ。 過去にこれよりも黒いかすり?が酷かった木としては「ゼブラウッド」がある。 これはもうどこに出るか判らない地雷の様な木だ。 もう運任せだ。
  

Posted by ガンスミス at 20:41Comments(3)

2014年09月24日

ゴンカロへの道

グリップ好きなら誰しも憧れるのが「ゴンカロ・アルベス」だ。 S&W純正グリップに見られる大柄で派手な木目が特徴の木材だ。 紫檀やローズウッド等の唐木類でも見られない唯一無二の木目だ。 日本の地味な木達とは対照的だ。 

 日本の白木が和服のそそとした美白美人ならゴンカロはビーチをTバックでケツを振りながら歩く日焼け美人だ。(そうか?) 

 白木がそっと下駄箱に恋文を置く可憐少女ならゴンカロは長いまつ毛をカールさせ上目使いに口半開き、舌なめずりをして男を落とすムチムチ女なのだ(ゴンカロのイメージ悪くなるぞ)


 ところがそんな綺麗な木目のゴンカロなど見た事がない。売ってないのだ。 いやごくたま~にあるのだが木目がのっぺり、白太の部分の様なグリップにするには意味がない物だ。 そんな中で目を着けた「カナリーウッド」 とは言え、これも木目はピンキリなのでじっくり選ばなければならない。 数も少ない中から良い木目を探すとなるともう大変だ。 時間をかけて探すしか方法は無い気がする。 

 今回選んだのはその中でも一番木目がハッキリしていたものだ。 サイズも幅が70mmとオーバーサイズを作るのにはギリギリだったので躊躇した。 しかも高い。 送料合わせると8000円。上手く行って2丁分取れるが失敗したら一個8000円かと思うと気が滅入るのだ。


 とにもかくにも購入して作り始める。 まずはKフレ切り欠きタイプ。 色合い、木目共に中々の物だ。

 

 

 


 完成してクリアーを掛けた時、どれだけ木目が浮かび上がるかが勝負だ。 カナリーウッドの中でもかなりー木目のハッキリした物を選んだがそれでもちょっと影が薄い。 これで出来栄えがピンとしなければカナリーウッドの使用はこれが最後かも知れない。
  

Posted by ガンスミス at 08:41Comments(7)

2014年09月18日

S&W M586 グリップ

面倒くさがり~正雄です~ プロハンター見てね(いきなりバカかよ) 面倒くさがりなので途中まで作っておきながら放っぽり出したグリップがちょいちょいある。 マルシンのM586に着けたいと思って途中まで作ってあった木片が発見されたのだ。 その木を見るとこれがなんとスンバらしい木目じゃないですか。 私って木目好きじゃないですか(知らねえよ) 

 形をどんどん削って行くとこれがまた目を見張るくらい綺麗な木目。 パーローズをある程度削ってきた中でもトップクラスの木目だ。 それを見ている内にこれは木目を生かせるスムースタイプだな!とひらめいた。 そういや過去のコンバットマガジンのM586特集にこんな写真が載っていた。

 


 非常に綺麗なグリップだ。 今回のパーローズならこういう雰囲気のグリップになりそうな予感があった。 製作途中も写真を撮ろうかと思ったが面倒で忘れた(ほんと面倒くさがり正雄)


 そして完成した。

 

 

 どうですか、中々のもんでしょう。 自分でも驚く木目。 これだけの物は中々無いです。

 


 


 木の部位によって木目の流れや色、目の密度が変わってくるので同じパーローズでも千差万別だ。

 

 

  スムースタイプのオイル仕上げです。 塗ってある程度乾かしてふき取るだけ。 塗装の様な光は全く出ないですが自然な風合いと手触り、木のぬくもりを感じられるこの仕上げは好きです。 握ると木の良さが伝わってきます。 (ログハウスの宣伝かよ!)

 

 
  

Posted by ガンスミス at 17:22Comments(9)

2014年09月13日

Kフレーム ラウンド木グリ

ラウンドタイプの木グリを作った。 タナカのS&W M66に着けるためだ。 このモデルを見ると古いGUNマニアならイチローを思い出すだろう。 しかし、ワシももうGUN好きになって40年は経とうと言うのにGUN知識は大した事無いのだ。 グリップを見てそれがいつの時期のどんなタイプの物かあまり考えた事も無いのだ。 

 モデルガンを買い始めて3~4年も経った頃、コクサイハイパトに付けようとKフレサービスのグリップを買って全く合わず(あたりまえ!)途方に暮れた事もあった。 マルシンM586に着けようとKラウンドの木グリを買った事もあった。 今考えると全くのド素人ぶりに恥ずかしくなるのだ。 そんなワシがエラそうにブログを書いてるなんておこがましいのだ。 こんな未熟者がグリップ記事なんて気恥ずかしいのだ。 こんな薄毛、お腹ぽっこり運動不足エロ変態オヤジが生きてる事すら許されないのだ。 こんなクソ銭ゲバ鬼畜・・・・(以下省略)


 ちょっと自己嫌悪になった所でKラウンドグリップだ。 ここんとこサービスタイプの小さなグリップが続いたので削る作業が少なく楽ちんだ。

 しかし、いつもの大雑把な性格ゆえグリップ前面のフレーム段の部分をちょいと削り過ぎてしまった・・・ なんという後悔。 作り直そうか。しかし同じグリップを作り直す程嫌な物はない。 もう人生も残り少ないのだ、少しでも無駄な時間を作りたくないのだ。 あれこれと考えている内に最高な解決策がひらめいた! 天才だ!

 

 

 グリップアダプターだ! これを着けるとグリップ前面が見事に隠れるのだ。 こりゃもう最高だ。

 

 

 ちなみにこのグリップアダプターはTちゃんに送って貰ったのだ。 おまけにコクサイのK用アダプターもプレゼントしてくれたのだ。ありがとう。 補足として「ありがとう」での水前寺清子はボーイッシュで魅力があった事を書いておこう(おくなよ)

 

 

 グリップアダプターを装着したモデルガンをあまり持っていなかったので改めてアダプターの良さを認識したのだ。 欠点としてはタナカのアダプターは装着してもやたらとグラグラする。 握っていても心地悪いのなんの。 これをどうしようか、ネジで留めようか、カシメを締めようかと長い間考えていた。 夜も眠れない程考えていた。 考えすぎて「人はどこで生まれどこに帰るのか」という自分への問い掛けに押しつぶされそうだった(そこまで悩むなよ) そして結果、瞬間接着剤でとめた。5秒で終わった。 あ~良かった(立ち直りはえ~な)
  

Posted by ガンスミス at 12:38Comments(4)

2014年09月07日

Nフレーム サービスサイズグリップ

自分用に作っていたNフレサービスが完成した。 実物を見た事が無いのでサイズが判らないのでTちゃんに聞いたところ厚みの最大値は15mmだという事なんでそれを目安に+写真を頼りに作るのだ。 実物の考証なんて全くしないので細かい所は適当なのだ。 

 実物のNサービスはウォールナットらしき材質の物しか見た事が無い。 ローズやゴンカロ製なんてのは無かったんだろうと勝手に判断するんであります。あくまでオーバーサイズゴンカロに比べ脇役なんでしょう。まるで猪木、藤波にいたぶられる寺西勇を彷彿とさせるのでした。 

 これをパーローズの綺麗な木目で作ってやろうと良さげな木を選び作っていたら何と削り過ぎて厚みが13mmに!どうやれば2mmも削り過ぎるのか自分でも良く判りません。 本当に適当です。せっかく選んだ木目がパーです。

 仕方ないので相当昔に作り途中だった物があったのでそれを継続して作る事にしました。 でもそれは「パッとしない木目だから」という理由でホッタラカシにしてた物だったのでした・・・

 しかしながらだんだんと形になってきてチェッカーを彫り、クリヤーを掛けるとそれはそれは綺麗な木目に仕上がったのです。 それはまさに地味でメガネなお下げ髪の女の子がメガネを外し髪型を変えると途端に美少女になってしまい、片思いの男をいとも簡単に掴んでしまうそれに似ているのです。 

 

 

 

 チェッカーを彫ってそのままクリヤーをぶっかけたのでチェッカーも溝もテカってしまった。 今度作るならチェッカー部だけをマスキングして、その後チェッカーだけを筆塗りで軽く塗ったら良いんじゃないかと思ってるけど面倒だからこれでいいかな? とにかく面倒くさがりなのです。 くさがりです。 くさかりまさおです。 

 

 

 

 


 4インチにグリップアダプターと合わせて装着したい所だがタナカから4インチカウンターボアードモデルが出る気配がありません。 もう秋の気配なのに。 オフコースなのに・・・
  

Posted by ガンスミス at 12:36Comments(4)

2014年09月06日

S&W 純正グリップの謎

グリップを作っていてふと思った。 S&W純正のグリップのチェッカー部が塗装されてない? 手元にあったNフレ純正はパッと見チェッカーが塗装されていないように見えた。 でもこれがじっくり見ると塗装されてるようでもあり、実に微妙なのだ。 グリップに造詣の深いsirokumaさんに聞いてみると個人で後加工されたんではないか?という話。 

 S&W純正はチェッカーの端は雑なので綺麗に修正したので塗装が無いのではという事だった。 なるほど、そういう事もありえるかと思った。 しかし、やはりなんとなく釈然としない。 


 

 

 写真では判りにくいが実物を見ても判りにくい。 それにしてもチェッカー周りの溝は塗装されてない。これはどういう事じゃ? Tちゃんにも聞いたところ「これ塗装したあと彫ってんじゃね?」とちょいと語尾が上がる若者言葉で答えた(うそ)  ワシもそう思ってたところだった。 チェッカーを彫ってから塗装していたらもうちょっと溝やチェッカーがテカッてるんでは無いかと。 でもS&W純正にはチェッカー谷間が塗装で埋まっている気配が無いのだ。 自分でグリップを作ってチェッカーを堀り、塗装すると全面同じような艶になるがS&W純正はチェッカー部が妙に落ち着いた、それこそ塗装が無いような色合いに見える。 またチェッカーの所々、光ってる部分は面積の広い(山が平らな)部分に見られるがこれはチェッカーで削り残されたニスが光ったるのではと思ったのだ。 







しかし、これも確信は持てない。 チェッカー部が塗装されてるなあと思える固体もあるのだ。 にしても、チェッカー部は厚い塗装皮膜では無い。 もう訳が判らなくなってきた。 


 メダリオンの文字があっちゃ向いた状態でも流通に流すアメリカ製の事、物凄い合理化で塗装の後にチェッカーを彫ったと仮定すると、枠溝の塗装が無いこと、チェッカー部に所々残る塗装っぽい光は納得できる。

 しかし、単に雑な塗装で深い溝枠に塗装が届かなかっただけかも?とも思えちゃうのだ。 チェッカーの所々の光も擦れによる磨耗かもと思うときりが無い。 コルト系だと全部塗装されてるなと判るんだけどなあ。 

グリップ全体はかなり分厚く見えるニス?塗装なのでチェッカーごと塗装してたらそれこそ、チェッカーが埋まりそうだ。 チェッカー部をマスキングして塗装したか?まさかそんなまめな事はしてないだろう。 製作工程が見てみたいものだ。 
  

Posted by ガンスミス at 06:58Comments(4)

2014年09月06日

コルトVフレ おさらい

Tちゃんに作った
「カナリーウッド」のグリップ装着写真が届いた。 まだブルー未完成だが雰囲気は判る。 これで木目がドカっと入っていれば最高だったのだが、中々そうはいかないのだ。 

 

 

 

 

 早くブルーを完成して欲しいもんだが、中々スムースには行かない様だ。グリップはスムースなのに。  ところで「スムース」だっけ?「スムーズ」だっけ?と思い調べたらどちらでもOKだった。 長年「シュミレーション」だと思ってた中年男にはちょいと不安だったのだ。 

 
 

 

 こちらはsirokumaさんに送ってもらったチンチャングリップの写真。 シルバーの本体に赤味の強いグリップは中々セクシーだ。 セクシーで思い出したが昔、何かの記事か投稿で「歌の歌詞でセクシーという言葉を子供が使い教育上よくない、セクシーはSEXYと書く、セックスなんていけない」という文章を読んだがそりゃあ考え過ぎだと笑ってしまうのだった。 何の話なんだ?  ああ、モデルガンのはなしかあ・・
  

Posted by ガンスミス at 06:18Comments(3)